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「雪の成分を知りたいです。どんな不純物がどれだけ含まれているのか教えて下さい。昔は雪を食べた物ですが、今は空気が汚いから、雪も汚いんでしょうか。雪を食べるとお腹に虫が湧くとも聞きました。でも、こんなに真っ白くてきれいだと、ちょっと食べてみたくなる子どもの気持ちもわかります。やっぱり食べない方がいいのですか。」
(2004年1月16日 菊水元町保育園 伊藤さん からの質問) |
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雪の成分というのは含まれている不純物のことですね。雪にくっつくものとしては土壌物質,海塩粒子,硫酸アンモニウム,硫酸ミスト,硝酸ガスなどが考えられます。
これらがかなり含まれている場合もありますし、ほとんどない場合もあります。雪の酸性化も問題になっており、pHが4台になることもあります。一度雪を採取し、融かしてみてください。容器がまわりがかなり黒くなる場合があります。近くの汚染源(自動車・工場・家庭)からのものばかりでなく、大陸から運ばれてくるものもありますので、人里離れたところではきれいというわけではありません。食べることは勧めません。「雪を食べるとお腹に虫が湧く」というのは一般的ではないように思いますが、私にはわかりません。
(2004年1月16日 雪の先生より) |
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