
No.095 |
「スキーをしていると、今日は雪質良くて滑りやすいね・・なんて言いますけど、具体的に滑りやすい温度って何度位を示すのですか?個人の感覚的な要素が大きく、物差しがわからないんです。」
(2002年02月04日 山浦さん からの質問) |
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滑りやすさからいくと−10度位の雪が最も摩擦が少ないようです。摩擦によって、融解した水が潤滑油の役割を果たしていると考えられています。スコットの南極観測の記録では−30〜40度の低温になるとそりはまるで砂の上をひくように重くなったそうです(「摩擦の話」岩波新書)。融解した水が関係しているのであれば、0度近くの方が滑りそうですが、スキーに雪が粘り着く感じで滑りませんね。
スキーに良い雪質というのは粒が細かくサラサラで、くっついてこない雪を言うのではないかと思います。いわゆる粉雪の状態。これは低温ほど良いようですね。この辺の所は私にはうまく説明できません。
(2002年02月04日 雪の先生より) |
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