お話を聞く(2分22秒:560kb)

 3、4mくらいの川幅のところに氷橋を作る時は,10cmから15cmくらいの丸太をならべてわたしました。その上に枝を並べるのです。できればエゾ松やトド松の木の枝,なければ柳や半の木の枝も使いました。松の木の枝がいいのは,葉が細かく入っているので,雪のもちがいいのです。
 それをなるべく馬の足が落ちないように敷き詰めて,上に50cm位雪を積んで,踏み固めて,水をかけて,一晩くらい置くと鉄筋コンクリートより硬くなりました。


 馬が荷物をつけて通れるくらいですから,幅は3mから4mはあったっと思います。

 川は結構凍って,人が渡れないこともないくらいにはなりますが,
 1.安全のため
 2.長い期間利用するため(4月上旬まで)
 3.材料の調達が楽であった
ことから,このあたりで氷橋がずいぶん見られたのだと思います。

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