お話を聞く(46秒:184kb)

一枚板の壁(昭和20年頃)

部落の方が労力奉仕してくれて、家を建てたんですが、柏の木、板、かんなもかけない板一枚だけなんです。すき間からお月様が見えるんですね。それで、雪なんか降りますと、吹雪で板のすき間から雪が吹き込んでですね、朝になると布団の上に雪が積もっているんです。もちろん、布団の襟もですね凍ってバリバリになるなんてことはざらでした。そういう家に住んでおりました。

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