お話を聞く(1分35秒:377kb)

つまご(昭和20年頃まで)

 昔は、夜なべにわら細工を良く作っていました。その中で、冬の作業にはつまごが一番あったかいので、つまごをはいて山稼ぎに行きました。つまごはケットという赤い毛布のような足に巻くものがあったんですよね、それを巻いてひもでしばってそして仕事にいったんだけど、それが長靴よりも何よりもあったかくて、荒道行っても、雪が上のズボンのひざ以上あってもそれでこいで歩いてね、木を選んだり、倒す方向を決めて木を倒したりその材をひいたりと荒道をこぐのにつまごが一番良かったのね。
あったかくなるとつまごが水を吸って重くなって、また帰る頃になるとしばれてね、かなり冷たいんだけども、馬橇に乗ってったらしばれてしまうから、馬橇の後ろをついて歩いたものです。

赤ゲット&つまご
写真提供:北海道開拓の村
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