お話を聞く(58秒:232kb)

 留辺蘂の農村部では,馬そりでした。留辺蘂の駅まで出るのも馬そりを使いました。1.5里くらいだから6kmぐらいあるのかな。馬そりに乗って,中に湯たんぽを入れて,毛布でくるんで,角まきを着て,その上にほろがつくこともあったし,そのまんまのこともありました。

 馬そりはひっくり返るんです時々。ひっくり返ったら,また起こして…冬はだいたい馬そりで,夏は馬車でした。でもそれは人のうちのもので,定期馬そりなんかはありませんでしたよ。

角まき
写真提供:北海道開拓の村
馬そり
写真:樺太郷土写真帳より転載
もくじへ 前のページへ