お話を聞く(1分39秒:392kb)

 2月3月になりますと,ぽかぽかと暖かくなります。川の土手のネコヤナギがうっすらとはえる頃,かた雪をわたり兄と二人で,竹筒を切ってバネを利用したわなをしかけました。その中に魚の頭などえさを取り付けたものを3個から5個くらいもって木の幹のところに取り付けました。大体イタチなどがおもでした。木の幹に取り付けて,次の日を楽しみにかた雪をつたっていきました。その中に1匹かたまに2匹かかっていると,大変うれしくなって喜んではずしてもって帰りました。確かそれは,皮をはいで,陰干しのようなことをして,親は耳かけなどをつくってくれました。当時まだ学校へ行くのに寒いものですから,それをぐるっと丸くしたものを耳に当てて学校へ行きました。

 このようなことをして遊んだり,ウサギをとって遊びました。キャベツの葉を真ん中に置いて,ヨモギを立てたり,ヨシを立てたりしたところにウサギを追い込んで狩猟して楽しみました。

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