いもを味噌汁に入れるときに,朝,皮をむいて炊(た)いたんだけれども,(寒さが厳しくて)しばれたいもだから(まずくて)ぜんぜん食べられたものではなかったです。

 それではだめなので,母親はちゃんといもの皮をむいて,すぐ味噌汁に入れるようにして,水と一緒に(なべに入れ)がんがらがんにしばれさせて,そして次の日にそのまま味噌を入れれば,何杯も同じにポカポカとおいしい味噌汁が食べられました。

 それを友達に話すと,「どうも信じられない」と言われたけれども,自分は何回も体験しているので,そんなもんかなぁと思っていました。でも絶対に忘れられません。
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