3月になり,岸から流氷が去るとすぐそばに結構毛がにがいたんです。それをたも網,または昔あった針金でできただしすくいというのを棒の先につけたもので,かにのいるところをすーっとすくいとったものです。そのようにして子供たちは遊びました。
流氷が去ったあと,毛がにが海岸にはい上がってくるのは, 昭和25年頃までごく当たり前のことだったそうです。