理科学習活動案 |
茨木市立東小学校 指導者 小路 輝子
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1.日時 |
平成16年 5月 24日(月) 第4時限 平成16年 5月 25日(火) 第2時限・第3時限 |
2.場所 |
理科室 |
3.学年・組 |
5年1組(37名) 5年2組(36名) 5年3組(37名) |
4.単元名 |
『天気と気温』 |
5.学習をすすめるにあたって |
本校では、「5・6年生理科」における複数指導体制の取組を続け、今年で5年目になる(1年目はT・T体制、2年目からは少人数授業加配体制)。
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6.単元目標 |
・晴れた日と曇りや雨の日に1日の気温の変化を調べ、天気によって、1日の気温の変化のしかたに違いがあることをとらえることができるようにする。
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7.学習計画(全5時間) |
第一次 気象関連データやホームページ、雪の結晶の紙工作を通して、気象学習に興味を持つ。(1時間) | |
第1時
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緯度というマクロ的なとらえ方で気温の違いに気づくとともに、北海道教育大学のホームページ(http://yukipro.sap.hokkyodai.ac.jp/)などを活用し、気象学習に関心を持つ。(1/5) |
第二次 天気と1日の気温の変化の関係について、見通しを持ちながら計画的に観測し、記録することができる。(3時間) | |
第1時
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同じ場所での地面からの高さを変えて各自温度調べをし、その測定値の違いから気温の定義と正しい測定方法をつかむ。(2/5) |
第2時
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校内に気温測定用として百葉箱があることを知り、百葉箱の中を見学するとともに、その工夫点を発見していく。(3/5) |
晴れた日と曇りの日に、1時間ごとの気温測定をし、記録する。
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第3時
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測定結果をグラフ化し、考察することによって、天気による気温の変化のしかたの違いをとらえることができる。(4/5) |
第三次 地面や空気の暖められ方と最高気温のあらわれ方についての資料を読み、分かったことをノートにまとめる。(1時間) | |
第1時
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まとめと評価テストをする。(5/5) |
8.各時間の展開(授業略案)と評価の基準(観点) |
学 習 活 動
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教師の支援と評価
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準備物
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第 一 次 |
第 1 |
本 時
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第 二 次 |
第 2 |
(1) 前時の学習の、緯度による気温の違いを思い出す。 (2) 校庭(同緯度、同経度)において、地面からの高さ(踝・膝・腰・胸・頭)を変えて、温度測定を行う。 (3) 測定値を交流し合い、地面からの高さと温度の関係を予想しながら、温度がほぼ一定になる高さを見つける。 (4) 気温の定義とその正確な測り方を知る。 |
・前時に活用した「桜前線」を掲示する。
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・記録用プリント |
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第 3 |
(1)百葉箱の仕組みについて話し合い、その中の測定器具について知る。 (2) 校内に気温測定用として百葉箱があることを知り、実際に見に行く。 (3) 天気と気温の関係を予想し、1日の気温の変化を調べる計画を立てる。 |
・教科書を参考にして百葉箱の特徴や立地条件について話し合いを持ち、見る観点を明らかにする。 ・今までの経験を思い出すことから、天気と気温の関連を予想できるようにする。
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・百葉箱 ・記録温度計等 |
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晴れた日と曇りの日に、1時間ごとの気温測定をし、記録する。
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第 4 |
(1) 晴れた日の1日の気温をグラフ化し、その変化の様子をとらえ、交流し合う。 (2) 曇りや雨の日の気温をグラフ化し、その変化の様子をとらえ、交流し合う。 (3) 晴れた日と曇りや雨の日の気温変化を表すグラフを比較し、その特徴をつかむ。 |
・折れ線グラフに表す方法を復習する。 ・グラフから分かる特徴を各自読み取り、その交流を通して内容を深められるようにする。 ・分かったことを各自のプリントに書き加え、基礎的知識の定着を図る。
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・学習プリント (グラフ用紙) |
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第 三 次 |
第 5 |
(1) 地面や空気の暖められ方と最高気温のあらわれ方についての資料を読む。 (2) 気温について分かったことをノートにまとめる。 (3) まとめと評価テストを行う。 |
・参考資料を使って地面と空気の関係を補説する。 ・学習内容を記録してきたノートに書き加えをして、まとめることを伝える。
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・参考資料 ・評価テスト |
《評価の規準(観点)》
B;科学的思考
C;観察・実験の技能・表現
D;自然事象についての知識・理解
E;コミュニケーション能力の育成
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9.本時(1/5時)の目標と展開 |
<目標> |
学 習 活 動
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予想される児童の反応
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教師の支援と評価
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準備物・評価
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つかむ | ・今日の学習内容をつかむ。 | ・桜前線 ・プリント(1) ・プリント(2)
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色々な生物や自然現象の現われは、何と関係が深いか考えよう
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・桜前線と気温の関係を予想する。 ・他の例も参考にして、気温が大きく影響していることをつかむ。 |
・何の地図かな? ・大阪はこの辺りだね。 ・4年の理科の本で見たことがあるよ。あれは、ツバメの初めて見られる日だったよ。 ・線は何と関係するのかな? 季節、暖かさ、温度、緯度、土地の高低など |
・私達の茨木市の位置を確認する。 ・他の生物季節線の例も紹介する。
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深める | ・生物季節線の特徴から、南北の気温や気象の特徴を考える。 | ・北に行くほど遅いね。 ・カエデは、北が早いよ。 ・日本が南北に長いからだね。 |
・緯度の復習と前線の意味を補説する。 | ・プリント(3) | |
・南の方は(○ )。 に当てはまる言葉をみんなで考える。 |
・南の方は、・・・・・ 暖かい。 花が早く咲く。 燕が早く見られる。 |
・考えを発表できたことを認める。 ・気象の特徴にしぼって板書する。 |
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・北の方は(○ )。 に当てはまる言葉を各自考え、交流する。 |
・北の方は、・・・・・ 寒い。 花が咲くのが遅い。 秋や冬が早い。 |
・プリントに記入していることを、自信を持って発表できるように声かけする。 |
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広げる | ・暖かさを表すものとして桜の花などがあることから、寒さをイメージできる自然現象や物質、行事などについて考え、交流する。 ・ホームページを活用し、大阪ではほとんど見られない雪のイメージを具体的につかむ。 ・雪の結晶を見る。 ・雪結晶の大きさや、生成時の温度、成長時間などの説明を聞く。 ・紙で雪の結晶を作る方法を知り、自分のオリジナルな結晶を作る。 ・でき上がれば、黒板に貼り、作品を鑑賞し合う。 |
・簡単だね。
・きれい。不思議だね。 |
・イメージがわかない子どもには、ヒントを与える。
・雪を結晶としてとらえ、その形を紹介する。 |
・プリント(4)
・P.C. ・P.J.
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まとめる | ・雪のイメージがどのように変わったか、感想を出し合う。 ・次時の予定を聞く。 |
・みんな結晶の形が違うね。 ・本当に作れたらいいな。・気象の学習をするんだね。 |
・1人ひとりの作品の良さを認める。 ・自然現象の不思議さに気づかせる。 ・雪の結晶生成にも関係した温度について、身近な体験から学習することを伝える。 |
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