3.研究の視点 |
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本物を求め、本物にひたることが出来る教材化
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○調べ学習や,体験を足がかりにして考えることができる。 具体的な事例(平成8年1月9日「冬台風」による都市機能麻痺)
を通した意欲の喚起
実際に除雪をしている人の工夫や苦労を実感し追求を深める
○外部の専門家との連携 除雪の学習は除雪のプロとつくる
単なるゲストティーチャーに終わらず単元の構成から一緒に
・北海道開発技術センター企画部長原文宏氏
・札幌市雪対策室計画担当係長品田英利氏
調査担当係長奥原裕幸氏
・札幌市中央区土木部維持管理課長飯田稔氏
維持管理課吉元雄次氏古源靖則氏
・中央区西部地区除雪センターセンター長神谷健治氏 |
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生活とのかかわりから問題が生まれ、新たな見方・考え方から生活に戻ることができるような教材化 |
○子供たちの多様な考えをもとに,自分の生活を見つめ直すことが出来
るような教材化 「市→事業者→市民」の流れから,札幌市の雪対策・事業者の取り組み,苦労,工夫を調べ,それらの財産をもとにわかり直したり,関係付けたりしながら,自分の生活を見つめ直し、さらに,学びの広がりが連続していくことが出来るような教材化。
○学びをもとに新たな見方や考え方へ 学習をもとに生活に戻り,新たな活動に広がることのできる学習の構成 |
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視点2 よさが浮き彫りになり、見方・感じ方・考え方が高まる場づくり |
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調査活動で培われた見方や考え方が揺さぶられ、社会的事象が吟味される場の設定 |
○既習とのズレから新たな問題意識を 「札幌市の雪対策は世界一だ」という既習をもとにした認識に「市政への要望がNO1!
「しかも26年間ずっと第一位である」という」事象をぶつけることで子どもの見方・考え方とのズレを生み,新たな問題意識を醸成する場の設定をする。
○既習を基に交流する中から自分事としてとらえられる場の設定 既習をもとにした自分の考えの交流から「市のシステムや,市の対,応だけに文句を言っていてもこの問題は解決しないのではないか」。という気づきが生まれ「自分たちで出来ることは?」という視点からも考えを深めていくことが出来るような場の設定をしていく。 |
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表面的な価値ではない、実感のこもった社会的認識を |
○子供を揺さぶる教師のかかわり 表面的な理解を揺さぶり,より自分事として考えを進められるような
教師のかかわりを大切にしたい。
○単元の始めと終わりでの意識の差が実感できるふり返り 単元のはじめでとった意識調査を単元の最後に行う意識調査を比べる
ことで,自分の除雪に対する意識の違いが実感できる。そのことで,
自分たちの学びの足跡を実感できるようにしていきたい。 |
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